辻堂の家
2008年7月竣工
静かに佇む日本的な住まい。昔からどこにでもありそうな家。でも今はあまり見ることができなくなった家のかたち。軒の深くおおらかな屋根。まち並みに溶け込むように、屋根の高さをできるだけ低くおさえた。台所から食卓、食卓から茶の間、茶の間から庭へと空間が流れていく。天井の存在がその流れを意識させる。杉・ヒノキ・栗・しっくい、全てを自然素材でつくりながら、その強い素材感をなるべく感じさせないように、おおらかな空間としている。
神奈川県
木造2階建
施工=直井建築工房